本日は愛知県春日井市の戸建て住宅のお客様より、冬に空調機とIHヒーターの同時稼働で停電するので増設して欲しいとのご依頼があり、対応しました。
電気容量増設工事では下記の項目を確認して工事費用を算出します。
1,契約を何Aにするのか。(SB30A,40A,50,60A,8kvA,10kvA,12kvA,15kvA)戸建てだとこれくらいの範囲です。
2,希望A数が決定したら引込口から分電盤までの幹線サイズをチェックし、希望A数の電流値に耐えることができるか確認。
3,幹線が細くて希望A数に耐えられない場合は幹線の張替えをする。耐えれれば流用する。
4,希望A数の契約により電気メーターサイズが大きくなる場合があり、メーター取付用板とボックスの大きさを確認し、不足なら取り返る。
5,引込線サイズが電流に耐えれるかサイズの確認。これは細くて張替えでも電力会社負担で工事します。
こんな所でしょうか。電気屋でなければ分かりにくいと思いますが、電気容量の増設はお客様が直接電力会社へ連絡し、無料で増設できる場合もありますが、電気工事が発生し、5万円以上必要な時もあります。
今回のお客様の分電盤画像です。現在の契約はサービスブレーカー60A。オール電化のため不足気味。漏電ブレーカーがELB 1φ3W 50A(実際は最大100A使える)のため、このまま漏電ブレーカーを使用し、10kvAへ増設となりました。
サービスブレーカーを撤去して、サービスブレーカ一 一次側の幹線を漏電ブレーカー一次側へ接続準備をします。
漏電ブレーカーの一次側へ幹線を接続し、メーターを30Aから60Aへ取り替えて工事完了です。
電気容量増設工事 工事費用
費用総額:39,600円(税込み)
ー工事内容ー
・サービスブレーカー撤去、漏電ブレーカー(既設)へ幹線接続
・メーター取替え工事、メーターボックス取替え工事(増設工事の場合は電力会社が工事費を負担)
・電力会社申請
・電力会社の検査立ち合い